業種を問わず、今のホームページを作り直すか、一部を直して使い続けるかで迷っている経営者・ご担当者に向けた記事です。
「デザインが古いから、そろそろ作り直したい」。dobにいただくご相談でよく聞く言葉です。けれども、見た目が古いことは、作り直す理由としては弱いことが多いです。
分かれ目は、直したいことが今の土台の上でできるかどうかです。できるなら、直すだけで済みます。できないなら、作り直したほうが早く、結果的に安く済みます。この記事では、dobがご相談で実際に「作り直す」「直すだけ」を分けた4つの例と、自分で確かめる方法をまとめます。
この記事でわかること
- 作り直すか直すだけかの分かれ目
- 作り直しを考える4つの土台の問題
- dobが実際に分けた4つの例
- 費用と期間の目安
- 迷ったときの確かめ方
この記事の結論
- 分かれ目は見た目ではなく、「土台」と「中身」のどちらが原因か
- 中身(文章・写真・ページ・フォーム・計測)の問題なら、直すだけで済むことが多い
- 土台(自社で触れない・ページを足せない・スマホ向けの表示がない・仕組みの更新が止まっている)の問題なら、作り直しを考える
- 直したいことを書き出し、1つずつ「今の土台でできるか」を分けると判断できる
分かれ目は「土台」か「中身」か
ホームページは、2つの段に分けて考えると判断しやすくなります。
- 中身:文章、写真、ページの数、問い合わせのフォーム、アクセスの計測
- 土台:ページを作る仕組み(WordPressなど)、スマホでの表示の仕方、誰が更新できるか、ドメインとサーバー
土台と中身
中身は土台の上に乗っています。土台が欠けた所には、何も置けません
説明のための図です。
中身の問題は、今の土台の上で直せます。問い合わせが来ない原因の多くは中身の側にあり、どこで止まっているかの確かめ方と直し方は、ホームページから問い合わせが来ない原因と、確かめる順番の記事にまとめています。
土台に問題があると、中身をいくら直しても、同じところでまた止まります。
作り直しを考える4つの土台の問題
1 自社で触れない
文章を1行変えるにも制作会社に頼むしかない、管理画面に入る方法が分からない、という状態です。月額のサービスで作られたサイトでは、サービスの範囲でしか直せないこともあります。
更新できないサイトは、情報が古いまま止まります。直しても、また同じことが起きます。
2 ページを足せない・構成が今の事業と合わない
検索で上に出ている会社には、工事ごと・製品ごと・地域ごとのページがあることが多いです。今の仕組みでページを足せない、または事業が変わって主力のサービスがメニューのどこにもない場合は、構成から組み直すことになります。
3 スマホ向けの表示の指定がない
スマホで開くと、パソコン用の画面がそのまま縮んで表示されるサイトです。文字を指で拡大しないと読めません。これは中身ではなく作りの問題なので、ページごとに直すより作り直すほうが早いことがほとんどです。
4 仕組みの更新が止まっている
WordPressのテーマやプラグインが何年も更新されていないと、新しい機能が入らない、新しいプラグインが動かない、ということが起きます。今の仕組みのまま新しいページを足すと、足した分もあとで作り直しになります。
今のサイトが「直すだけ」で済むか、外から見える範囲で確かめます
URLを送るだけ。3営業日以内にPDFでお送りします。
dobが実際に分けた4つの例
dobがご相談を受けて、作り直すか直すだけかを分けた例です。
| 業種 | 見えたこと | 選んだ道 |
|---|---|---|
| 注文住宅の会社 | 見た目とスマホの表示は悪くない。アクセスの計測が止まり、検索エンジンに送る設定が誤り、施工事例のタイトルが重なっていた | 直すだけ。中身を直し、足りないページを足す |
| 産業廃棄物の会社 | 公開から5〜6年で情報が古い。ご本人は「丸ごと作り替えるのはもったいない」 | 直すだけ。古い情報を差し替え、機能の終了が予告されたフォームだけ入れ替える |
| ハウスクリーニングの会社 | 月額のツールで作られ、ご本人では直せない。ドメインの管理も分からない | 作り直す |
| 塗装店 | 仕組みの更新が止まっていて、今の土台のまま足すとあとで作り直しが要る | 作り直す |
最初の会社では、診断の結論を「見た目は悪くない。壊れているのは中身」と書きました。作り直さずに、中身を直すところから始めています。
反対に、あとの2社は、直したいことの多くが今の土台ではできませんでした。作り直しを選んだ理由は、どちらも見た目ではなく土台です。
直したいことを振り分けて確かめる
迷ったときは、直したいことを全部書き出し、1つずつ次の3つに分けます。
- 自社で今すぐ直せる
- 制作会社に頼めば、今のサイトのまま直せる
- 今のサイトのままでは直せない
直したいことの振り分け表の見本
直したいことを書き出し、1つずつ3つの列のどれかに丸をつけます
| 直したいこと | 自社で 今すぐ自社で | 頼めば 今のまま頼めば | 今のまま では無理無理 |
|---|---|---|---|
| 料金表を今の価格にする | |||
| 問い合わせフォームの項目を減らす | |||
| 施工事例を毎月足す | |||
| 工事ごとのページを作る | |||
| スマホで文字を読みやすくする | |||
| 自社で写真を差し替える | |||
| 「今のままでは無理」が3つ。どれも土台(ページを足せない・スマホの表示・自社で触れない)が原因なので、作り直しに近い | |||
架空の会社の例です。
「今のサイトのままでは直せない」が多いほど、作り直しに近づきます。dobのリニューアルのページでは、目安として「2つ以上あてはまるなら、部分修正より作り直したほうが早く、結果的に安く済むことが多い」というサインを6つ挙げています。
判断の順番
3番目で、直すだけか作り直しかが分かれます
説明のための図です。
費用と期間の目安
dobの場合の目安です。
| 道 | 費用と期間の目安 |
|---|---|
| 直すだけ | 文章・画像の差し替えなどの軽微な修正は、保守の範囲で月3か所まで(月9,900円〜・税込)。ページの追加や大きな改修は別にお見積もりするか、毎月の改善(Web顧問・月5万円〜・税別)の中で行います |
| 作り直す | 制作費50万円〜(税別)。期間は2〜4か月が目安です |
作り直すと決めたら、今のページの住所(URL)をどう引き継ぐかを、作業の前に決めます。手順はリニューアルで検索順位を落とさない手順の記事にまとめています。制作費の相場と内訳は、ホームページ制作の費用相場と内訳の記事をご覧ください。
まとめ
作り直すか直すだけかは、見た目の古さではなく、直したいことが今の土台の上でできるかで決まります。中身の問題なら直すだけで済み、自社で触れない・ページを足せない・スマホ向けの表示がない・仕組みの更新が止まっている、の4つに当たるなら作り直しを考えます。迷ったら、直したいことを書き出して振り分けてみてください。
dobの無料サイト診断では、今のサイトを外から調べ、直すべき3点と、作り直すべきかどうかをお返しします。作り直しが要らないと判断したときは、そうお伝えします。
データについて
- 4つの例は、dobが2026年8月から10月にいただいたご相談で、作り直すか直すだけかを判断したものです。
- 費用と期間は、2026年10月17日時点でdobのサイトに載せている料金です。
この記事を書いた人
作り直すか直すだけか、
外から見える範囲でお調べします
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