鉄筋・型枠・とび・左官・内装・電気などの専門工事の会社で、ホームページを作る・見直す経営者・ご担当者に向けた記事です。
専門工事の会社のホームページを開くのは、一般のお客様だけではありません。取引を考えている建設会社の担当者や、働く先を探している人も開きます。載せている内容が会社のあいさつと写真で止まっていると、その人たちが知りたいことに答えられません。
dobは、関西の専門工事の会社85社のホームページを調べました。この記事では、その結果をもとに、誰に向けて何を載せればいいかをまとめます。
この記事でわかること
- 専門工事の会社のホームページを見に来る3つの相手
- 85社のホームページに載っていたもの、少なかったもの
- 元請けの担当者に向けて載せる項目と、書き方の見本
- 「元請けの方へ」と「協力会社募集」のページのつくり方
この記事の結論
- 見に来るのは、元請けの担当者・働きたい人・協力会社の3つの相手
- 85社のうち、採用ページは76%、施工実績は67%の会社にあった
- 元請けの担当者が知りたい「主要取引先」「資格者の人数」「対応エリア」は、3つとも無い会社が約半分
- 許可番号や取引先は、会社概要の表の中だけにあることが多い。元請けの方へのページにまとめると伝わる
見に来るのは3つの相手
見に来る3つの相手
相手ごとに、確かめに来ることが違います
| 相手 | 開く場面 | 確かめること |
|---|---|---|
| 元請けの担当者 | 新しい協力会社を探すとき・紹介を受けたあと | できる工事の範囲、許可、資格者、取引先、動ける地域と人数 |
| 働きたい人 | 求人を見たあと・面接の前 | 仕事の中身、働く人、給与と休み |
| 協力会社 | 一緒に仕事ができる先を探すとき | 求めている工種、地域、仕事の量、支払いの条件 |
dobのまとめです。
紹介や営業で名前を知った人が、会社を確かめるためにホームページを開くこともあります。そのとき知りたいことに答えられるかどうかで、次の電話やメールにつながるかが変わります。
関西の専門工事の会社85社を調べた
調べたのは、建設専門工事業雇用推進協会と関西鉄筋工業協同組合の名簿に載っている会社のうち、ホームページがあり、開くことができた85社です(鉄筋・型枠・とび・左官・内装・電気など)。トップページ、会社概要、問い合わせ、施工実績の入口を開いて、次の項目が載っているかを確かめました。
85社のホームページに載っていたもの
元請けの担当者が知りたい項目(色の濃い棒)は、少数の会社にしかありませんでした
関西の専門工事の会社85社(うち49社は鉄筋工事の会社)。dob調べ(2026年10月)。
採用ページと施工実績は、7割前後の会社が持っていました。
一方で、元請けの担当者が取引の前に知りたい「主要取引先」「資格の名前と人数」「対応エリア」は少なく、この3つのどれも載っていない会社が85社中42社ありました。
もう1つわかったのは、載せている会社でも置き場所が会社概要の表の中だということです。許可番号を書いていた57社のうち44社、主要取引先を書いていた30社のうち25社は、会社概要のページにだけ書いていました。トップページから読み取れるのは、会社の名前と写真だけということになります。
元請けの担当者に向けて載せる5つのこと
1 できる工事の範囲と規模
工種だけでなく、どんな建物の、どの規模まで受けられるかを書きます。「マンション・倉庫・工場の鉄筋工事。延べ床○○㎡程度まで」「加工場で月○○トン」のように、数字があると元請けの担当者は自分の現場に合うかを判断できます。
2 建設業許可の番号
「大阪府知事許可(般-○)第○○○○○○号」のように、許可の業種と番号を書きます。85社の67%が書いていた、いちばん基本の項目です。有効期限まで書いている会社もありました。
3 資格の名前と人数
「有資格者が在籍」ではなく、「1級鉄筋施工技能士 ○名」「登録鉄筋基幹技能者 ○名」のように、資格の名前と人数を並べます。人数まで書いていたのは85社中11社でした。
4 主要取引先
これまで取引のある元請けの社名です。85社の35%が書いていました。社名を載せるときは、取引先に一言ことわっておくと安心です。
5 対応エリアと動ける人数
「大阪府全域・近畿一円」のような地域と、職人の人数や班の数です。対応エリアを書いていたのは85社中10社だけでした。書いていないと、遠方の現場を受けるかどうかは電話で聞くしかありません。
会社概要の表の見本
許可や取引先と同じ表に、資格の人数と対応エリアも並べます
| 建設業許可 | 大阪府知事許可(般-○)第○○○○○○号 鉄筋工事業 |
| できる工事 | マンション・倉庫・工場の鉄筋の加工と組立 |
| 加工場 | 大阪府○○市 月に○○○トン |
| 職人の人数 | ○○名(○班) |
| 資格の人数少なかった | 登録鉄筋基幹技能者 ○名/1級鉄筋施工技能士 ○○名 |
| 主要取引先少なかった | ○○建設株式会社/株式会社○○組(順不同) |
| 対応エリア少なかった | 大阪府全域・兵庫県・京都府(近畿一円はご相談ください) |
| 安全の取り組み | 毎年の安全大会・朝礼での危険予知 |
| 色のついた3行が、85社の調査で載っている会社が少なかった項目です | |
架空の会社の例です。
施工実績は、写真に加えて、建物の種類・規模・工期・担当した範囲を1件ごとに書くと、元請けの担当者が規模感をつかめます。書き方は、施工事例の役割と載せ方の記事にまとめています。
自社のホームページで足りない項目を、外から確かめます
URLを送るだけ。3営業日以内にPDFでお送りします。
「元請けの方へ」のページにまとめる
85社の中で、元請けの担当者に向けたページを持っていたのは1社だけでした。会社概要の表に散らばっている情報を1ページに集めると、紹介を受けて開いた担当者が、そのページだけで判断できます。
dobが専門工事の会社の構成案で、このページに使った項目は次のとおりです。
「元請けの方へ」のページの構成
会社概要に散らばっている情報を、1ページに上から順に集めます
dobが構成案で使った項目を、架空の鉄筋工事会社の例に組み直したものです。
最後の問い合わせは、相手を選べる形にしておくと、営業の電話と応募と協力会社の連絡が混ざりません。
協力会社を募集するページ
自社の職人だけで足りないとき、ホームページで協力会社を募集する方法もあります。85社の中で協力会社募集のページを持っていたのは7社(8%)でした。
載せるのは、求めている工種、来てほしい地域、仕事の量のおおよその目安、支払いの条件、問い合わせの窓口です。元請け側の協力会社募集のページは検索でもよく見かけますが、専門工事の会社の側から出しているページは多くありません。
働きたい人に向けたページは別の記事に
採用ページは85社の76%が持っていて、いちばん多い項目でした。若い人に向けて何を載せるかは、若手の応募を増やす採用ページの作り方の記事にまとめています。
また、ホームページが検索で見つかるかどうかは、載せる内容とは別の話です。検索で上に出ない理由は、ホームページが検索で上に出ない4つの理由の記事にまとめています。
まとめ
専門工事の会社のホームページを見に来るのは、元請けの担当者・働きたい人・協力会社の3つの相手です。関西の85社では、採用ページと施工実績は多くの会社が持っていた一方、主要取引先・資格の人数・対応エリアは少なく、3つとも無い会社が約半分でした。
まずは会社概要の表に、許可番号・資格の名前と人数・主要取引先・対応エリアがそろっているかを確かめてください。そろったら、元請けの方へのページに1か所にまとめると、紹介を受けて開いた担当者に伝わりやすくなります。
建設業のホームページ制作でdobが大切にしていることは、建設業のホームページ制作・SEO対策のページにまとめています。
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